スニーカー&スポーツライフスタイルの最新トレンドを発信
interview
リーガルコーポレーション
代表取締役社長
岩﨑幸次郎さん
「企画、製造、販売のスピードを上げてSPA型企業体目指す」
■厳しい婦人靴とカジュアル靴
「婦人靴は、2014年の消費税率引き上げ以降、減収減益が続いています。とくに婦人靴の在庫が増えたことから、これを16年末までに圧縮、17年は営業利益率が上がると踏んでいましたが、売上げがさらに減少したことで改善できていません。
とくに、季節商品のサンダルやブーツが非常に厳しい状況で、女性ユーザーはこれらをプロパーで買おうとは思っていないようです。
日本と欧州連合との経済連携協定(EPA)が交渉妥結されましたので、今後、欧州の革靴が大量に輸入される前に婦人靴とカジュアル靴を一人前にしなければなりません。そうしないと高価格ゾーンは、海外ブランドにすべて奪われてしまうという危機感を感じています。
婦人靴低迷の打開策のひとつとして、ラストから自社で開発することにチャレンジしています。日本のファッションは進化して、よりパーソナル志向になっています。さらに何か価値がないと売れない、お客さまが振り向いてくれない時代になっています。
当社としても足が前に行かず、重心が身体の真下に落ちる履き心地の良い婦人靴の開発に取り組んでいきます。
従来の日本における婦人靴製造の仕組みを変えて、消費者に真に良いものを提供できるよう、自らラストから開発を行っていくことで、将来的に婦人靴も強みにしていきたいと考えています」
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