「商品改革に最優先で取り組む」【前編】

■本格的にスポーツ売り場を拡大

「第1四半期（19年３～５月）は、靴小売業にとって一番の稼ぎ時ですが、予想以上に苦戦を強いられました。一番危惧しているのは買い上げ客数が減っていることで、４月に関しては前年比10％弱ダウンしました。ただし、5月は前年ベースまで戻ってきたので、第2四半期では巻き返しをはかっていきます。

足元の商品別実績についても、スポーツとキッズは前年をクリアしましたが、婦人靴や紳士靴のダウンが大きく、それらの落ち込みをカバーすることができませんでした。

そのような状況もあり、5月から本格的にスポーツ売り場を拡大し、品揃えを強化しています。5月単体で見るとスポーツが前年比108％となり、徐々に効果が現れています。

また、４月１日付けでメガスポーツとの共同出資により新会社イオンスポーツ商品調達株式会社を設立しました。今後は、イオングループの機能会社としてグループシナジーを発揮した商品調達力の向上をはかっていきます。さらに、スケールメリットを活かし、主要スポーツメーカーとエクスクルーシブ商品の開発に取り組んでいきたいと考えています。