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コラム【Sidewalk View】第16回:アイディアのつくり方(モンドデザイン堀池洋平)

column 2017-07-20  

弊社を例に具体的に説明させていただきます。

弊社は鞄を中心に企画開発をしているメーカーですので、鞄に置き換えると、お客様の要望で「軽い鞄が欲しい」という声が多数あったとします。

そこで画期的な軽い鞄を開発しようと決め、そのアイディアを出すことになります。市場に出ている「軽い鞄」を徹底的に調査し、さらには「軽い素材」も徹底的に調査します。

その中にはパラシュート生地のような素材があったり、炭素繊維があったりと様々です。それぞれの素材についても大まかな知識として調査します。

それらを、例えば「軽い鞄の市場」「価格」「メーカー」「使用素材」などの切り口でマッピングしたり、可能ならその製品がどの程度販売されているかも考慮します。その結果、最終的な製品の全体像が浮かび上がり製品化を行います。

これらはアイディアというより地道なマーケティングのようなものかもしれませんが、節々で知識から出てくるアイディアが活きる箇所があります。

私たちが普段見ている画期的な商品やサービスの背景には、そのアイディアを出した人の多大な努力が詰まっているのだと思います。

あまりにも有名ですが、白熱電球や、初めて長距離通話を可能にしたテレボイスレコーダーなどを発明したエジソンが言った「1%のひらめきと99%の努力」という言葉があります。

アイディアの大小は関係なく、アイディアを出す前の準備が大切ということであり、さらには、そのアイディアを実現させる努力が一層重要なのだと思います。

【著者紹介】

【堀池洋平(ほりいけ・ようへい)】

1980年神奈川県生まれ。幼少期から高校卒業まで福島県いわき市で過ごす。大学卒業後に広告制作会社に勤務。2006年、廃タイヤチューブを再利用した自社開発製品「SEAL(シール)」を販売すべく株式会社モンドデザインを創業。代表取締役に就任
モンドデザイン公式HP:http://www.mondodesign.jp/
SEAL公式HP:http://www.seal-brand.com/index.html

堀池さん②顔

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