オリジナルデザイナーが語る!アシックス「ゲルライトⅢ」30年の歩み

pickup 2020-02-11  

「ゲルライトⅢ」オリジナルデザイナーの三ツ井滋之氏

先日開催されたアシックス「ゲルライトⅢ」の発売30周年記念イベントで、ゲルライトⅢのオリジナルデザイナーである三ツ井滋之氏と、『東京スニーカー史』の著者で編集者・ライターの小澤匡行氏が登壇し、ゲルライトⅢの開発秘話や昨今のスニーカートレンドについてトークを展開した。

 
■開発の背景

三ツ井:当時は日本市場向けと海外市場向けの2つのデザインチームがあり、私は海外市場向けを担当していた。海外のコンシューマーは機能だけでなく、見た目の面白さや斬新を求める傾向があった。当時のアシックスは、機能はすごくいい一方、デザインに関しては優等生的な部分があったので、少し違うことをしようと考えてデザインしたのが「ゲルライトⅢ」だった。

小澤:私がアシックスのシューズを初めて買ったのは1991年で、当時は中学生だった。その年に東京で開催された世界陸上で、国内外の一流選手がアシックスを履いていたことが強く印象に残っている。

 
■スプリットタンが生まれた経緯

小澤:1990年代に入ると各スポーツメーカーがアッパーのフィット感を競うようになったが、ゲルライトⅢの特徴であるスプリットタンはどのように生まれたのか。

三ツ井:シュータンは足の形状により、履いているうちに外側にずれてくる。そうならないためにどうしたらいいかを考えた結果、ベロを2分割し、アッパーにくっつけるという発想のもと生まれたのがスプリットタンだった。アシックスが当時考えたのは究極の快適性で、走っている最中もフィット感が持続することを意識した。

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