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【対談】ゼビオ×ミズノ “小売×メーカー”で新たなランニング市場を創造へ

ピックアップ 2018-01-29  ,

伊藤知彦氏[スーパースポーツゼビオヨドバシ梅田店マネジャー]


■昨今のランニング市場について

伊藤:マラソン大会を見ると制限時間ぎりぎりで完走する人が減っている一方、4~4時間半、3時間半~4時間で完走する人が増えています。

中村:当社が協賛している大阪マラソンも7回目を迎えましたが、色々と変化したことがあります。まずはランナーが履くランニングシューズがカラフルになり、履いているメーカーの数が増えたことです。あとは若い女性が増えたことですね。しかも、全身をスタイリッシュに決めて、4時間台前半のタイムで楽しそうに走っている姿が印象的です。

伊藤:ランニングに関する情報やメソッドが充実した影響で、以前に比べランナーの成長速度が速くなっていると感じています。

中村:ランナーの成長速度が加速するとともに、求められるランニングシューズも変化しています。数年前までは、ランニングシューズといえば初心者用が花形でしたが、安心・安全に走れる初心者用では満足しない人が増えていると感じています。

伊藤:ここ1~2年で、ミズノのウエーブライダーのような軽量かつクッションに優れたランニングシューズが台頭していますね。先日、1万人以上が参加するマラソン大会で調査を実施しましたが、ウエーブライダーを履いているランナーの完走タイムがサブ4から6時間台まで幅広くなっていました。

今まではレベルやタイム別にランニングシューズが提案されていましたが、これからは初心者から上級者まで幅広いレベルのランナーに対応するランニングシューズがトレンドになると予想しています。

中村:ウエーブライダーは、比較的上級者の方にも喜んで履いていただけています。一方で、上級者向けの薄底ランニングシューズの需要は減っている印象です。いかにもランニングシューズ然としたルックスには上級者も抵抗感があるようで、ランナーの好みやニーズが多様化していると感じています。

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