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靴専門店大手3社の17年2月期決算が出揃う―婦人靴や季節商品等の苦戦が色濃く出る結果に

ピックアップ 2017-04-18  , ,

3社ともスポーツシューズは堅調だったものの、季節商品や婦人靴が低迷した

エービーシー・マート、チヨダ、ジーフットの靴専門店大手3社の2017年2月期決算が出揃った。

スポーツシューズは堅調だったものの、季節商品や婦人靴が低迷したことから3社合計の連結(ジーフット非連結)売上げは、前期比1.7%減の4781億9300万円となり、前期の265億円の増収から一転、マイナスとなった。

■エービーシー・マート:レディスとキッズに向けた販売戦略で需要を喚起

連結売上げは前期比0.3%増。前期に続きスニーカーを中心にスポーツシューズを強化。

また下期より女性に向けた販売戦略を進めたほか、キッズシューズを購入する女性向けにカジュアルシューズを提案し、レディスとキッズの双方の需要を喚起させる取り組みを実施。

これによりレディスシューズが1.3%増、キッズシューズは7.0%増と堅調に推移した。

国内売上げは同3.0%増の1801億100万円、営業利益同1.8%増の378億4300万円。海外売上げは同7.0%減の597億5900万円、営業利益同8.4%減の39億8200万円。

国内は出店69、閉店12で、期末店舗数は906。海外の出店は、韓国で32、台湾7。16年12月末の店舗数は合計235。

 

■チヨダ:スニーカー堅調もシーズン商品が落ち込み前年下回る

連結売上高は、前期比5.2%減。靴事業はNBとPBをバランス良く共存させるハイブリッド戦略を推進。

とくにNBでは、スニーカーのブランド別展開や女性向けスポーツミックスコーナーの設置などによりスニーカーが好調に推移。

しかし、冬物の落ち込みや婦人靴の季節商品の低調などから靴事業は、売上高同4.8%減の1032億9000万円、営業利益同15.7%減の72億1900万円となった。

出店17、閉店35。アイウォークは出店1、閉店5。年度末の店舗数は1093店。

 

■ジーフット:最大カテゴリーの婦人靴の売上減が影響し減収減益

スポーツ靴、子ども靴の売上げ伸長や既存店舗のコスト低減など一定の成果があったものの、婦人靴を中心とするファッショントレンド、消費マインドの変化への対応が遅れた結果、売上げ構成比の最大カテゴリーである婦人部門の売上げが前年比11.2%減と大きく低下した。

アスビーは、スポーツNBのショップインショップやアスビーキッズを併設した新フォーマットを拡大。

グリーンボックスはキッズ売り場「kutsura」の100店舗体制へ導入を推進中。新規事業ではスケッチャーズのFC出店を行った。

出店は37、退店26、期末店舗数は880。

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