コンバースフットウェア企画部企画課の田中周平課長

ファーストサンプルが完成し、それを持参して小売店へヒアリングに行くも、“コンバース＝バルカナイズ”のイメージが強かったため、反応は芳しくなかった。

しかし、サンプル修正を経て実施した一般消費者へのモニタリングでは、予想以上に好反応を得る。「一般消費者は固定概念がないことが分かり、小売店のバイヤーを説得できれば、一般消費者に届くと確信した」（田中課長）。

18年秋冬シーズンのローンチに際して、ターゲットにしたのが30～40代男性。この世代を読者とする男性ファッション誌に広告出稿するなど、プロモーションも奏功して好調なスタートを切る。

田中課長は「コンバースにおけるフォーマルなモデルのニーズがあると確信した」と手応えを掴む。