元商社マンが手掛ける浅草発のシューズブランド「U-DOT」に注目!
海外でも人気に火がつく
12年にMICAMに出展したのを皮切りに、欧州での販売がスタート。その後はアメリカ、中国、台湾、オーストラリアなどに広がり、今年からインド、韓国、香港でも販売が始まっている。
海外で評価されている点は、カラーリングと履き心地の良さで、日本同様にリピーターが多いという。「意識しているつもりはないが、デザインとカラーが日本っぽいと言われることが多い」と猪俣さん。
とくにアメリカと中国での販売が好調で、ネブラスカ州のシューズショップで販売イベントを実施した際には、2日間で100足以上、約4万5000㌦を販売したという。
“ジャパニーズメイド”というビジネスモデル
「素材に対する意識やつくりの丁寧さはアドバンテージになっているが、メイド・イン・ジャパンであることの強みは正直ないと思っている」と話す猪俣さんは今後、人材ごと海外に輸出し、お客さんの目の前で靴をつくって渡す“ジャパニーズメイド”というビジネスモデルを考えているという。
さらに「日本国内でもフードトラックのような車で地方を回り、その場でカスタムオーダーを受け付ける販売スタイルを模索していきたい」と語る。