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「アシックス」がロボット活用のシューズ自動生産システムを開発

sports 2018-10-30  



生産効率を従来比2倍以上に高める

アシックスは10月15日、シューズの新たな生産方法として、産業用ロボットによる自動生産システムを開発したと発表した。

今回開発した自動生産システムは、同社が長年のシューズ開発・生産を通じて培った知見を基に、アシックススポーツ工学研究所で研究・設計したもので、基礎研究は2008年から開始していた。産業用ロボットについては、同業界で世界をリードする安川電機社製の機器を利用している。

ロボット活用による生産システムは、主としてシューズのアッパーと靴底の貼り合わせ工程を自動化するもので、接着面のプラズマ加工、搬送、接着剤の塗布をロボットが行う。これにより、当該プロセスの生産効率を人手と比較した場合、従来比2倍以上に高めることが期待できる。

とくにスポーツシューズの場合、手作業によって1つひとつのパーツを縫い合わせたり、貼り合わせたりする工程が多く、生産工程のすべてを自動化するのは難しい。それでもアッパーと靴底を貼り合わせる工程を自動化するだけで、全工程の中で3分の1程度の自動化が進むとしている。

アシックスでは、山陰アシックス工業に19年春から順次導入し、「オニツカタイガー」などライフスタイルシューズや「ランウォーク」などウォーキングシューズの生産に活用していく。

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