㊧TT-103(3万3000円+税)、㊨TT-101(3万5000円+税)
「スピングルムーヴ」でお馴染みのスピングルカンパニーが、新ブランド「33(サーティースリー)」を、この秋にデビューさせた。世界中から厳選した素材を使用し、熟練した日本の靴職人が1足1足ていねいに仕上げることで、新感覚のドレススニーカーを生み出した。
革に独特の風合いと表情を与えるパティーナ(染色師)
ブランドコンセプトの“美しい靴”をつくるために欠かせないのが、パティーナと呼ばれる染色師の存在。ベース素材に染色後、コロンブスの最高級クリーム「ブートブラック」で何度も色を入れて仕上げることで、革に独特の風合いと表情を与える。
TT-105(3万5000円+税)
アッパーには、世界的に評価の高い伊インカス社のベジタブルタンニンカーフレザーを使用。軽量かつ屈曲性に優れた伊ゴムス社の高品質ソールを採用し、さらにクッション性と反発性を兼ね備えたインソールを搭載することで、快適な履き心地を実現した。スピングルカンパニーでは「足入れした瞬間に感じる履き心地の良さを重視した」という。
TT-101(3万5000円+税)
16年秋冬は、ネオプレーン素材を採用し履き口のフィット感を高めたスリッポンタイプ、外羽根のプレーントウタイプ、内羽根のサイドレースタイプの3型18SKUをラインアップ。メンズのみの展開で、価格は2万8000円~3万5000円+税。
TT-101(3万5000円+税)
ブランド名に使われた「3」は、創造的かつ活動的な数字と言われ、安定のなかにも変化の可能性を見い出し、新しくも普遍的な価値を創造していくブランドを象徴するという意味が込められている。また、親会社ニチマンの創業年1933年にも因んでいる。