アパレルを成長エンジンの1つに位置付けるニューバランスは9月3~11日の9日間、
ライフスタイルカテゴリーのアパレルポップアップストアを東京・原宿にオープン
そのため、ニューバランスはセルスルーをしっかり見極めるとともに、17年からは①アパレル②スポ―ティンググッズ(サッカー、ゴルフ)③直営店含めたDTC④ウイメンズを強化して、成長エンジンを切り替えたいとしている。ルコックスポルティフは、プロパー販売比率を高めることにも注力していく。
ファッショントレンドにも変化がみえ、売れ筋も細分化するなかで、各ターゲットが集まる売り場に適切に商品をはめ込む流通政策も進んできた。
今回のスニーカーブームは、これまであまりスニーカーを履かなかった女性に、コーディネイト提案を合わせてファッションアイテムとして提供できたことが要になる。そして、「スニーカーの履き心地の良さに出会ったユーザーがすべて離れることはない」という意見では一致している。ある程度、行き渡った感があるため、高価格帯のスニーカーを女性が買い続ける可能性は低いが、比較的買いやすい価格帯については、量的ボリュームも望めそうだ。
感度の高いショップでは、アディダスのブーストやNMDが売れている。ファッション初心者にも合わせやすいレトロランニングから新しいデザインのアイテムへ流れが変化してきたことで、マス・マーケットの方向性が見えにくくなっている。