大会&参加者増で伸びるトレイルランニング市場―シューズは3番手争いが激化
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トレイルランニング市場は、引き続き拡大傾向にある。
トレイルランニング大会の数は「13年の年間100強から15年は300を超えてきた」(デサント)ことを背景に、「冬はロードランニング、4月から10月はトレイルランニングというランナーも増えてきた」(アメアスポーツジャパン)ことから、大会数に比例するところまではいかないが、緩やかな増加が続いている。とくに、富士山麓を走るUTMF(ウルトラトレイル・マウント・フジ)が初開催された2012年を契機に大会数が増え、注目されるようになった。
この参加人口増を支えているのは、定着の域に入ったロードランナーの動向。当初は、既存のロードランニングに飽き足らないランナーが参加するという流れで増えていたが、現在ではトレーニングの一環でトレイルを走るという人や、前述のように季節によってロードとトレイルの大会を使い分けるランナーもいて、ロードとトレイルの垣根は低くなってきている。
参加人口については、ロードランニングの3~5%と言われており、30~50万人と推計される。受け皿があってのことだが、業界では今後100万人を超えてくるのではないかと期待している。
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