スニーカー市場に切り込む「ミズノ」―キーパーソンが語った舞台裏とは…
ミズノライフスタイルスポーツ事業部の牧野雅臣さん
2年前からスポーツスタイルシューズを「MIZUNO1906」でブランド化したミズノ。今年から世界各国の著名スニーカーショップとタッグを組んだ“KAZOKU(かぞく)”プロジェクトを始動し、同社の資産を活かしながらスニーカー市場に切り込んでいる。ライフスタイルスポーツ事業部の牧野雅臣さんに舞台裏を聞いた。
■2年前から「MIZUNO1906」始動
「スポーツスタイルシューズは、国内とアジアの直営店から「普段使いできるシューズが欲しい」というリクエストに応え、定番的なスニーカーをつくろう、という趣旨でスタートしました。
ランバードマークをつけたRB-LINEは、当初から日本とアジア圏での展開を前提に、復刻モデルをベースにテクノロジーを入れたものを用意しました。
現在、ストリートのイメージでスニーカー市場を攻めており、新しい顧客(スニーカーヘッズ)を開拓しています。欧州での販売もスタートしており、アメリカのトップアカウントからも声がかかっています。
一方、M-LINEは国内の直営店をメインに展開し、同じ復刻でもクラフトマンシップを打ち出したラインになります。
プロ野球選手のシューズも製作するミズノテクニクス山崎ランバード工場をベースに、すべて国内で生産し、元々のミズノファンを中心に、ものづくりの良さを伝えながらファッションイメージで訴求しています。
17年にはロンドンで行われたマーガレット・ハウエルのランウェイショーに採用され、その後コラボレーションモデルも展開、アパレルセレクトや一部靴ルートでも販売しています」
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