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アシックス社員が語る ランニングブームの舞台裏とランニングカルチャーの進化

ピックアップ 2016-07-04  
アシックスランニングクラブコーチの島田佳久さん。島田さんは日本体育協会公認トライアスロン指導員、陸上競技コーチとしても活動中

アシックスランニングクラブコーチの島田佳久さん。島田さんは日本体育協会公認トライアスロン指導員、陸上競技コーチとしても活動中

ランニングを教えるということ

島田「10年前は、一般ランナーにランニング指導してもビジネスにはなりませんでした。習った方が良いという人が増えてくれば、ランニングは無料で習うものではないという市場ができてきます。今ではランニングも習い事のひとつになり、きちんとメソッドをもって教えられる人が出てきました。一般ランナーのなかで指導者になりたいという人も増えてきており、アシックスストアにも実業団出身の人が入社しています。選手のセカンドキャリアの場ができてきたことは良いと思います。ただし、一般ランナーの指導者が民間にしかいないことは問題です。一定の基準があった方が、ランニングを始めようとする人にとっても安心感があると思うのですが…」

海外のマラソン大会

島田「私はニューヨークシティマラソンに7回、ゴールドコーストマラソンには10回以上、ホノルルマラソンに18回出ています」

池田「私はそれぞれ4回、5回、8回行っています」

島田「ニューヨークシティマラソンは、世界のオーガナイズされたマラソンの最高峰だと思います。参加者もボランティアもすべて誇りをもっている。沿道の楽しさは半端じゃありません。ある年、大会が中止になったときは、誰彼となく自然にみんながセントラルパークに集って走りました。都市型マラソンの理想形だと思っています。日本でも、すでにランナーはつまらないと思う大会には行かないようになってきました。ランナーの目が肥えてきているなか、各地で行われるマラソン大会はここ2、3年、生き残りの段階に入っています」

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