アシックス「ゲルカヤノ」シリーズの生みの親が語った開発の舞台裏とは

pickup 2018-06-25  

アシックス「ゲルカヤノ」シリーズの生みの親・榧野俊一氏


■思い出深い初代モデル

「25 世代にわたりゲルカヤノの開発に携わってきましたが、なかでも一番思い入れがあるシューズは、やはり初代のゲルカヤノトレーナーです。

海外市場、とくにアメリカ市場でスポーツシューズの販売を伸ばすために、自由奔放に企画し、産み落としたという思い入れがあるからです。最初は、まさに採算も度外視。アメリカ市場でアシックスを知ってもらいたいという一心で仕事をしていました。

それが実を結び、今では海外向けに開発したシューズがアシックス・ランニングのベースになっています。これもアシックス創業者、鬼塚喜八郎の“人々の健康のためにシューズを開発していく” という思いが社員に浸透していたからではないでしょうか。

初代の次に思い入れがあるのは6代目です。このモデルには、前述のI.G.S. を初めて搭載しました。スポーツ工学研究所と一緒になって科学的に機能を定量化し、走りを最適化したことが強く印象に残っています。

25 世代を見渡すと、最初はアウトソールが進化し、10 代目からアッパーが進化していることが分かります」

PAGE TOP