GINZA SIXにオープンした「ザ・ノース・フェイス」の新業態UNLIMITED(アンリミテッド)
ゴールドウインの17年3月期業績は、アウトドア関連ブランドが年間を通じて好調に推移したうえ、直営店の売上げが順調に拡大して2.0%の増収となった。
加えて販売ロスを削減し、プロパー販売率を向上、調達原価率を低減したことなどから2ケタの営業増益となった。
これにより、「7期連続の増収、9期連続の営業増益、4期連続の経常利益過去最高益の更新を達成」(西田明男社長)した。
ブランド別の売上高は、「ザ・ノース・フェイス」を軸としたアウトドア関連ブランドは前期比16%増の396億円。
アスレチック関連ブランドは「エレッセ」と「スピード」が苦戦し、同19.7%減の156億円。ウインター関連ブランドはスノーボードウェア中心に市場が厳しく、同19.8%減の21億円。その他が同2.6%増の36億円だった。
同社は現在、20ブランドを展開しているが、16年3月に「チャンピオン」を譲渡し、12月には「ヘリーハンセン」の日本における商標権を取得したことから、オリジナルブランドとオウンドブランドを合わせた比率が8割から9割に上昇、「ビジネス基盤が安定し、投資できる環境が整った」(西田社長)。
期末の直営店は136店で前年同期から5店増。自主管理売り場の売上比率は、前期末の52%から54%に上昇した。