ニューバランスは、3Dプリントランニングシューズ「Zante Generate」をアメリカ東部時間4月15日金曜日午前9時に限定44足発売した。44年前の1972年、ニューバランスの現会長であるジム・デイビス氏がニューバランス社を買収したことにちなみ、限定44足の発売となった。価格は400㌦で、ニューバランスのオンラインショップとボストンにあるニューバランスエクスペリエンスストアで発売されている。
ミッドソールには、3Dシステム社との独占契約の下に開発されたゴム状の粉末「DuraForm® Flex TPU」を採用。これをレーザー照射によって細胞のように細かいセクションが何層にも積み重なった蜂の巣状のミッドソールへと変化させた。何百もの小さな空洞を持つこのミッドソールは、柔軟性と剛性に優れ、最高のクッション性を提供する。なお、このミッドソールはマサチューセッツ州ローレンスにあるニューバランスの工場で熟練した職人達の手によって製造された。
アッパーはエンジニアードメッシュによるブーティー構造で、中足部にはソフトで柔軟性がありサポート力にも優れるFresh Foam Zante v2のアッパーを採用した。
ニューバランス社社長兼CEOのロバート・ディマルティーニは、「ニューバランスは3Dプリントにおいて先駆者であり、何年にもわたってこのエキサイティングで革新的なテクノロジーをアスリートたちのためのプロダクトとして実現することにかけてきました。もの作りに真摯に向き合う姿勢と、そのプロダクトをお客様に届ける小売業という2つの独自のポジションを併せ持つからこそ、世界初の3Dプリントランニングシューズを投入することができました。Zante Generateはニューバランスのデザインと革新性の強みの現れであり、コンシューマーの皆様もこのランニングテクノロジーの歴史の一端を担う一員となるのです」と述べている。
3Dプリントランニングシューズの製造過程
http://www.newbalance.com/article?id=4041&ncr=true&searchSource=3D
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