高度な技術を”あえて”隠す――「エア マックス」とコラボしたマーク・ニューソンがコンセプトを語る
プロダクトデザイナーのマーク・ニューソンとナイキとの関係は2000年から始まった。
「最初のナイキ シュベドッカについては、なんでもありという感じで、思いつく限りのことを実現するようなコラボレーションでした。」
と彼は振り返る。
それ以来、マーク・ニューソンとナイキは密接な関係を築き、ナイキとの関係性について「お互いの仕事に学びを得てきました」と語っている。
マーク・ニューソンはシドニー出身で、現在はロンドンを拠点に仕事をしている。
その範囲は幅広く、旅行カバンから家具、紅茶のケトルからフットウエア、家庭用品、ファッション、トラベルまで、多岐に渡る様々な分野における活躍は、幅広いデザインの世界に影響を与えている。
彼の手がけたNIKELAB AIR VAPORMAX X MARC NEWSONは、ナイキ最新のイノベーションであるエア ヴェイパーマックスを採用している。
このモデルについて、ニューソンは次のように話している。
「これを見ると、何よりまず触りたいと感じます。触ったり、つぶしてみたり、どんな仕組みなのかを知りたいと興味をそそられる、本当に魅力的なプロダクトです」
彼は、テクニカルなヴェイパーマックスのソールに、フライニットとレザーアッパーを組み合わせたデザインを作り上げた。
伝統的な手作業の表現であるクロスステッチをアッパーに用いる一方、ニットとソールユニットは高度な技術によって生み出されている。
「ヴェイパーマックスは大変高度な技術でつくられたものですが、いろいろな方法で、そう見えないようにしようと試みました。すべての人がやりそうなこととは全く逆を行く方法です。
手作業の技と新しく生まれた技術が、素晴らしいカルチャー的な対比を見せてくれます。このシューズは、私自身が履きたいと思うもので、単に履くだけではなく、毎日でも履きたいと思うものです。」
とニューソンは今回のコラボシューズについて語った。
NIKELAB AIR VAPORMAX X MARC NEWSONは思い描いたことを実現し、同時に未来的な要素を取り入れて仕上げるというマーク・ニューソンの類い稀な能力が発揮されたデザインに仕上がった。
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