
アメリカ市場で拡がるドロップによるシューズ選択に先手打つ
ミズノは、ドロップ(シューズのつま先と踵のソールの厚みの差)に着目して開発したランニングシューズ「ウエーブシャドウ」を6月10日から発売する。
同社は、日本のランニング人口はピークの12年から約100万人減の約900万人になっている一方、マラソン完走者数は同約8万人増の35万人を超えていると説明する。

人気の大会は当選倍率も高いため、「50万人は大会出場を意識しているとみている」(ライフスタイルスポーツ事業部事業企画部事業企画2課笹俣剛上級専任職)。
完走者の増加により、ランニングを続けている人が多くなりランナーのレベルも向上、要求も多様化してきた。

そのなかで注目されるのは、ドロップ別のシューズ選び。これまでのタイム別の選択に加え、ドロップという観点を持ち込んだ靴選びを勧めていく。
そのキーとなるモデルが、今回発売するウエーブシャドウ。これにより「増加している4時間台で完走するランナーのシューズ選びを、ランナー目線の切り口でサポートしていく」(笹俣氏)。