MIZUNO1906のスニーカー「MIZUNO RS88」
ミズノが今春、スポーツカジュアル市場に向けてデビューさせた2つの新ブランド「MIZUNO1906」と「M-LINE」が好調な売れ行きを見せている。
「MIZUNO1906」は、単なる復刻だけでなくパフォーマンスで培った機能や資産を活用した商品展開を行っている。自社店舗中心に合計約100店舗で販売し、20~40代を中心にセルスルーは期待以上。また、中国、韓国、香港、シンガポール、タイなどでも展開している。
M-LINEのスニーカー「MIZUNO MR-2」
「M-LINE」は、日本製や素材使いにこだわり、ブランド草創期からの歴史を語れるモノづくりを行っている。国内のみでの展開だが、40代を中心に新たな顧客を取り込みつつある。
ミズノは創業110周年を迎える節目の年である2016年に、課題だったスポーツスタイル事業に本腰を入れるために、約1年前からプロジェクトをスタートし、今年1月にスポーツスタイル・アジア強化企画課を立ち上げている。今後は、競技分野と健康分野に続く柱に育てていく考えだ。