スポーツ庁の安達栄健康スポーツ課長

「ファン＋ウォークプロジェクト」の目的について、安達課長は次のように説明する。

「国民の成人の週１回以上のスポーツ実施率は全体で４２．５％と、半分にも満たない。成人の中では、意外に５０～７０代になると実施率は高い。

これは手軽なウォーキングなどを行っているからだとみられる。しかし、２０～４０代のビジネス層に限ると仕事が忙しいせいか、３０％台前半と平均より低い。

忙しい人に無理やりスポーツを勧めても難しいが、通勤帰りに一駅余計に歩くとか、歩数アプリを利用して健康管理のために歩くとか、ちょっとした工夫で運動を始めることができる。

それを後押しするため、“歩く”ことを“楽しく”行えるようにするのがファン＋ウォークプロジェクトである。これにより、成人の週１回以上のスポーツ実施率を６５％程度まで引き上げることを目標にしている」