ミズノ17年3月期は米州のフットウェア苦戦で減収減益
国内は2期連続の増収
ミズノの17年3月期業績は、連結売上高が前期比3.8%減の1887億1800万円となり、為替の影響による仕入れコスト増や米州で営業損失が拡大したことなどから営業利益は同51.4%減の14億4400万円となった。
日本はフットウェア3%増、アパレル1%増、エキップメント7%減、サービスその他10%増となり、トータルでは2%の増収。
ゴルフが苦戦したものの、競技スポーツやライフスタイルスポーツが健闘し、スポーツ施設運営事業が伸長した。営業利益は仕入コスト増などにより、19.4%減となった。
米国でランニングシューズが苦戦
米州はフットウェア30%減、アパレルとエキップメントがともに17%減となり、合計23%の減収(現地通貨ベースでは16%減)。
会見で水野明人社長は「米国のランニングシューズ市場では、消費者の嗜好がシリアスからカジュアルに移行しつつあり、高機能ランニングシューズの値引き販売が常態化している」と話し、今後の対応については「トレンドに合わせたランニングシューズや、カジュアルシューズの開発を行っていく」。
欧州はフットウェア2%増、アパレル前年イーブン、エキップメント14%減となり、合計4%の減収(現地通貨ベースでは11%の増収)。好調のテニスシューズやインドアシューズを強化するとともに、今後はライフスタイルシューズを拡販していく。
アジア・オセアニアはフットウェア3%増、アパレル9%減、エキップメント17%減となり、合計6%の減収(現地通貨ベースでは9%増)。今後は、サッカーや卓球といった競技スポーツを拡充し、中国事業の効率化による利益改善をはかっていく。
グローバルのシューズ販売足数は1460万足
16年度のグローバルのシューズ販売足数は1460万足で、前年比95%だった。ランニングシューズは、国内は堅調だったものの、米州での苦戦が響いて前年の860万足から841万足に減少。
そのほかシューズカテゴリーの販売足数はウォーキング65万足、サッカー151万足、インドア129万足、ラケット59万足、ワーキング12万足。
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