スピングルムーヴの人気定番モデル「SPM-110」
スピングルカンパニーが製造・販売する国産スニーカーブランド「スピングルムーヴ」の人気定番モデル「SPM-110」が、2019年度グッドデザイン賞を受賞した。
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03年6月に発売されたSPM-110は、軽くて丈夫なカンガルーレザーとゴムソールをバルカナイズ製法で貼り合わせることで、優れたフィット感と履き心地の良さを実現。大きく巻き上がったゴムソールのデザインが特徴になっている。
スピングルムーヴがグッドデザイン賞を受賞するのは今回が初めて。審査委員からは、「既存の靴の製造技法にとらわれることなく、足の形状や動きの見直しをはかり、伝統的な製法と素材選定を活かしながらも、まったく独自のフォルムと装着感、使用感のある靴を実現させた。長年にわたる利用者からの評価、販売実績も相まって、その固有のポジションを確固たるものにしている」と評価とされた。
スピングルムーヴは、国内のものづくり拠点が海外に移行するなか、長年にわたり技術と知識を培ってきた広島県府中市にある自社工場を残そうとするプロジェクトから誕生。得意とするバルカナイズ製法を用いた付加価値の高いレザースニーカーの開発に取り組み、独自性をアピールするために長年使用していた底意匠を使った巻き上げソールにより、唯一無二のデザインを完成させた。