「3つの成長戦略を今期も確実に実施」

■国内生産を強化

当社はヴァルカナイズ、インジェクション（INJ）を中心に国内生産を強化しています。

特に“MADE IN KURUME”のヴァルカナイズ商品（ファインヴァルカナイズ）は、セレクト系ショップやこだわりのオーナーがいる雑貨店を中心に好評を得ています。

そのMADE IN KURUMEの出発点となったのが、“焼き物みたいな靴”として打ち出した「SHOES LIKE POTTERY（シューズライクポタリー）」です。大きな反響があり、シンプルなスニーカーとして火が付きました。

これを機に自社ブランドの見直しを行い、供給体制においても１６年末に久留米工場の加硫工程の成型ラインを増強しました。

インジェクションはPUソール商品が中心です。革靴事業の再構築を進める中で、子会社のツインスター（佐賀市）ではマッケイ製法＋PUダイレクトINJ製法による新製法商品「シナジークラフト」がセレクト系ショップで好評を得ました。

ツインスターはもともとPUダイレクト商品が強みでしたが、新製法を取り入れることで新しい企画開発に取り組んでいます。こうした動きもMADE IN KURUMEの一環であり、新商品で新しい売り場を開拓していきたいと考えています。