「アシックス」がAIを活用したプロネーション判定サービスを直営店に導入

アシックスは、AI(人工知能)画像解析技術を用いてランナーのプロネーションタイプを判定するシステムを開発した。独自に開発したランニングフォーム分析アプリ「アシックスランニングアナライザー」に新機能として追加し、6月上旬から旗艦店のアシックス原宿フラッグシップをはじめ、グローバル直営店で順次導入する。
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プロネーションは、かかとの内側への倒れこみに代表される一連の動きで、着地の衝撃をやわらげるために人体に備わった足本来の機能。プロネーションの度合いは個人差が大きいため、それぞれの特徴にあった適切なシューズを着用することが重要となる。
今回導入したシステムでは、タブレット端末でランニング中の膝から下の動画を後ろから撮影するだけで、プロネーションタイプを判定できる。
撮影された動画をクラウド上のAIで自動解析して、膝、足首、かかとの位置を特定、着地の際にかかとがどの程度内側に倒れこんでいるかを角度で割り出すことで、ランナーのプロネーションタイプを判定する。アシックス直営店では、これらの分析結果をもとに、それぞれの特徴に合ったランニングシューズを提案する。
アシックス直営店では、これまでも走行時の足の運びを分析する「ASICS FOOT ID」を設置し、顧客に合ったシューズを提案してきたが、今回導入する新システムではセンサーやマーカーなど当別な機材を必要とせず、さらに手軽にプロネーションタイプを判定することができる。
今後は従来サービスの導入が難しかった小規模店舗やスポーツイベントなど、直営店以外の場でも同システムを活用していく方針。


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