「RUN FOR THE OCEANS」は、2017年にアディダスが立ち上げた世界的ムーブメント。18年には世界で約100万人のランナーが集結し、長年にわたるパートナーの海洋環境保護団体「Parley for the Oceans」に100万ドルを寄付した。集められた資金は、「Parley Ocean School Program」のために活用されている。

同プログラムはプラスチック汚染の影響を受ける海洋沿いのエリアに暮らす10万人の若者達とその家族に対し、アクションを起こすための教育とサポートを直接提供するもの。このパートナーシップを通じ、18年だけでプラスチック廃棄物を用いたシューズが500万足生産されている。

今年は、これらの取り組みを加速させ、アップサイクル（元の製品よりも価値の高い製品を生み出すこと）された海洋プラスチック廃棄物を使用したシューズを1100万足生産する。

アディダスは、PARLEY PLASTICを採用したシューズ「Alphabounce＋Parley」を5月30日に発売。このシューズはアップサイクルされた廃棄物から作られており、従来の機能性を妥協することなく、エコ・イノベーションとスタイルを実現している。価格は9990円+税で、アディダスオンラインショップやブランドコアストア各店などで販売されている。