ムーンスター 眠っていた技術を、新しい革靴でよみがえらせる

pickup 2016-10-24  

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ムーンスター本社のある福岡県久留米市から、車で40分ほどの佐賀市にある株式会社ツインスター。ムーンスターの革靴製品を製造する子会社として、さまざまなシーンに合わせた革靴を展開している。創業140周年を機に、新たな商品を展開しようとする試みが、ムーンスターグループ全体で始まっている。ツインスター社長の松浦隆さんと、企画を担当する津田史人さんに、今、そしてこれからの革靴づくりについて聞いた。

近い距離で、靴と向き合える場所

■ツインスターでは、どのような靴づくりが行われているのでしょうか?
 

松浦:主な業務は親会社であるムーンスターから新しい商品企画の提案を受け、実際に靴にすることです。展示会などで受けたオーダーをもとに、商品の生産をしています。ウォーキングシューズ「ムーンスター ワールドマーチ」や、防滑性能を持ち、雪道でも歩きやすい靴底「スペラン」搭載のビジネスシューズなど、ムーンスターブランドの革靴を製造しています。

津田:僕はそのなかで、ツインスター駐在の企画担当として、紳士革靴に携わっています。そのため製造の現場と近い距離で、開発担当、技術担当のスタッフと一緒に、靴づくりをしています。

ツインスター代表取締役社長 松浦隆さん

ツインスター代表取締役社長 松浦隆さん

松浦:靴には裁断、縫製などの工程があるのですが、そちらは海外の工場をメインに、一部を佐賀市内にあるツインスターの子会社で行っています。佐賀工場で行っているのは、外部の工場で縫製した靴のアッパー部分を仕入れ、底をつけるなど、最終の細かな作業が中心です。海外にも製造の委託先があるので、靴のプロとコミュニケーションをとりながら商品をつくらないといけません。知識がないと見透かされてしまうんですね。しかし、靴を理解するのは時間がかかる。だから津田くんのように、それぞれの部署と近い立場で企画ができるのは、ひとつ強みだと思います。

津田:そうですね。開発担当者との距離が近いので、新商品の企画の際、材料ひとつでも気軽に相談できるのは非常にやりやすいです。企画や知識だけじゃなく、ものづくりに対する姿勢も教えてもらっていると感じます。

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