「ミズノ」が“ドロップ”に着目したランニングシューズを開発
ドロップは、高いと踵から地面に着きやすく、靴に頼る走りが可能。だが、踵でブレーキをかけるのでスピードは遅い。同社のランニング主力モデルのウエーブライダーは12㎜(つま先19㎜、踵31㎜)になっている。
逆に低いとフラット着地になり、筋肉全体を使った走りができ、スピードも速く自分の身体をしっかり使えるのでトレーニング効果も高い。
今まではソールが薄くなれば当然、ドロップも低くなっていた。ウエーブエンペラーやウエーブエアロはつま先が13~14㎜、踵が22~23㎜でドロップは9㎜と、ウエーブライダーに比べて薄くなっていた。
ウエーブシャドウは、クッション性はしっかりありながら8㎜(つま先17㎜、踵25㎜)ドロップに設計したのが特徴。
中足部、前足部着地の走りがしやすいうえ、クッション性があるので初心者も使え、初マラソンに向けたトレーニングに適している。夏場の暑い時期の短時間での効率良いトレーニングにも向く。
発売から1年間の販売目標は、国内2万足、グローバル(欧米、一部アジア)では12万3000足。販売店を対象にドロップのプロの育成も行っていく予定だ。
グローバルフットウエアプロダクト本部企画部ランニング企画課の中村和裕氏は「ドロップによる靴選びは米国では浸透しており、今後日本でも広まるだろう。当社としては、ウエーブシャドウでグラスルーツ活動と連動して先手を打っていく」と語る。
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