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大会&参加者増で伸びるトレイルランニング市場―シューズは3番手争いが激化

ピックアップ 2016-08-18  , , , ,
イノヴェイトのエクスクロー275

イノヴェイトのエクスクロー275

ブランドは、モントレイルが圧倒的なシェアを誇っていた時代から、90年代にアドベンチャーレースを開催し、過酷な条件下でのモデル開発に資産をもつサロモンが急伸、2強時代を迎えている。

ただし、この市場には新たなブランドが次々に参入し、12年にホカオネオネが日本市場に本格上陸、13年からデサントがイノヴェイト(当時はイノヴェイト×デサント、15年からイノヴェイトに変更)を発売するなどアシックス、アルトラ、ザ・ノース・フェイス、ラ・スポルティバなどとともに3番手以下の争いは熾烈だ。

ロードランニングシューズを展開するスポーツブランドは、ゲルフジアタックをメインに展開するアシックスが唯一、ブランド力を発揮しているが、90年代にACG(オール・コンディションズ・ギア)やアドベンチャーのカテゴリーでアウトドアにスポーツの機能性とデザインを持ち込んだナイキやアディダスのほか、ニューバランスなどもモデルを縮小、マーケットが大きくなってくるまでは静観している状態のようだ。

これから市場が大きくなるためには、初心者が参加しやすいような仕組みづくりが必要。より楽しく安全にトレイルを走るための講習会や、「街中でもトレランのマインドで楽しみを発見しながら走ることを提唱」(サロモン)するなど、ハードルを下げる提案が行われつつある。

モデル開発についても健脚志向の反動もあって、クッション性に注目が集まっている。グリップ力に定評のあるイノヴェイトが、この秋冬に注力するのがクッション性を高めたエクスクロー275。デサントでは、満足できなければ代金を全額返金する「履けば分かるキャンペーン」を7月下旬から2カ月間実施して推していく。

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