ミズノ「シンクロ」シリーズで潜在ランナーを掘り起こす
ミズノシンクロMD(7900円+税)
3品番で8万足強を販売
デザイン性に磨きをかける
このゾーンの開発についてミズノ・ライフスタイルスポーツ事業部の根布貴裕さんは、「“ランニングには興味があるがハードルが高い”と思っている人はまだまだ多い」。
「そうした人にメッセージを伝え、ランニングを始める人を増やしていこうという思いで始めた。“3㎞”“デトックス”というワードを使って気軽さを上げた」と話す。
クッション性と安定性を両立するミズノウエーブは搭載しないが、踵部に高耐摩耗ラバーを配置するなどランニングシューズに求められる基本的な機能を装備した。
ミズノシンクロSL(5900円+税
16年は「ミズノシンクロSL」を軸に、3品番で8万足強を販売するなど、GMSやシューズチェーン店を中心に良く売れている。
根布さんは「ミズノシンクロシリーズは、最低限走れる機能を付加したことに加え、デザイン面を強化した。普段履きとしての需要を含めて店頭消化も良好で、ランニングシューズの3、4倍か、それ以上のマーケット規模がある新たな需要をつかんでいる」。
「これは、当社のボリュームゾーンの定番モデル、マキシマイザーと食い合いしていないことでも明らか」と話す。
ミズノでは、ランニングをこれから始めたいという人は、まだ多いと捉えており、それは20~30代の若い層でとくに増えていると感じているという。
そのため、世界的な流れであるアッパーのデザイン性に、さらに磨きをかけていく。
ピックアップ記事
-
2024-04-02
-
2024-03-18
-
2024-03-13
-
2024-03-06
- daily ranking
- weekly ranking