デサントジャパン小川典利大取締役常務執行役員第1部門長
4月1日に始動したデサントジャパンの取締役常務執行役員第1部門(アスレチック&アウトドアブランド)長に就いた小川典利大氏。
「4、5年かけてマーケットで確固たる地位を築き、フットウェアについても徹底的に強化して市場に切り込んでいく」と、デサントジャパン元年の考え方について語った。
断トツのNo.1カテゴリーを創出へ
デサントの第1部門は、デサント、ルコックスポルティフ、アンブロ、アリーナ、スキンズ、イノヴェイト、シセイストのアスレチックブランドと、デサント(スキー)、マーモットのアウトドアブランドを扱う。
小川氏が日本の企業として外資企業に対抗していくうえでの弱点として挙げたのが「デサントのスキー、アリーナの水着がトップを競っているものの、マーケットで断然なNo.1のブランド、カテゴリーがない」こと。
これについて「逆に考えればチャンスがあるということ。デサントらしさを活かしながら商品力を強化するとともに、マーケティング力を磨いて攻勢をかけ、シェア奪取を目指していく」と話す。
さらに「昨今は、スポーツブランドはもちろん、海外のSPAから日本のライフスタイルブランドまで商品力を強化しており、デサントのプロダクトエクセレンスを入れながら、マーケティングエクセレンスな企業に変わることで他社との差別化をはかっていく」考えだ。