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アシックスジャパン庄田良二取締役ライフスタイル事業部長「日本のスポーツファッションブームはまだ途上」


アシックスジャパン庄田良二取締役ライフスタイル事業部長

アシックスジャパン庄田良二取締役ライフスタイル事業部長

アシックスは、「オニツカタイガー」と昨年1月にリローンチした「アシックスタイガー」を2本柱にスポーツライフスタイル市場での事業拡大をはかっている。「アシックスタイガー」については1年間の限定展開を経て、16年春夏から卸先を増やして本格展開がスタートした。国内における両ブランドの舵取りを担うアシックスジャパン庄田良二取締役ライフスタイル事業部長に話を聞いた。

「オニツカタイガー」はスポーツファッションを担うブランド

■スニーカーブームとオニツカタイガーについて

「オニツカタイガーは元々、スニーカーフリークをターゲットにしていないので、ブームは気にしていませんが、スニーカーはよりライフスタイルに溶け込んだと思っています。

オニツカタイガーは幅広い層の人がお客さん。よりスニーカーを表舞台に引っ張り出して、履いてもらえる楽しみを提供しています。とくに女性の間では、昔はスニーカーを履かなかった人が2~3年前からスニーカーを気にし始め、現在は持っている状態になっています。女性との接点を増やすために店づくりをしていった経緯もあり“オニツカ女子”と呼ばれるファンも現われました。

ただし、まだスポーツファッションがブームになっているとは思っていません。広まったとはいえ、“ハズシ的”にスニーカーを履いている状態。2020年に向けて日常でもっと履いてもらえる状態にしたいです。例えば、韓国では履物のなかでスニーカーのシェアが日本より高く、日本もそうした海外の基準に近づきたいと思っています。

オニツカタイガーは、アシックスのなかでスポーツファッションを担うブランド。ヘリテージ、ファッション、匠(ニッポンメイド)の3本柱で商品化し広がりが出ています。今年から直営店とファッション流通を軸に展開しています。

インバウンド需要が高まっているが、それも手をこまねいていた訳ではありません。海外での仕掛けが国内でのインバウンド需要に結びついています」

「アシックスタイガー」は常識を壊して未来をつくる

■今年から本格展開をスタートしたアシックスタイガーについて

「よりスニーカー的な位置づけのアシックスタイガーは、16年春夏から卸先を増やして本格展開をスタートしました。アシックスの名前を冠しているので、どのようにブランドを確立させていくかがこれからの課題といえます。

パフォーマンスのアシックスとスポーツライフスタイルのアシックスタイガーはクロスする部分がありますが、あえて混乱させて常識を壊して未来をつくっていく。日本でもスポーツスタイルをより生活に取り入れるようになれば、アシックスタイガーが強くなるだろうと捉えています。

いずれにしてもスポーツからファッションの間に3つのブランドで戦略を打てるのは歴史あるアシックスの資産があってこそで、それが強みにもなっています」

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