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K・SWISS Brand Presidentバーニー・ウォーターズ氏「テニスのDNA活用し洗練された若者に訴求へ」


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イーランドグループ傘下でケイ・スイス、パラディウム、PLDM、オッツィシューズ、スープラフットウェア、クルー・デニムの6ブランドを展開するKSGB(ケイ・スイス グローバル ブランズ)は今年1月、ブランドごとにプレジデントを置く体制とし、バーニー・ウォーターズ氏が創業50周年を迎えるケイ・スイスのブランドプレジデントに就いた。日本市場では昨年、伊藤忠商事がケイ・スイスの独占輸入販売権を取得、16年春夏からコンバースフットウェアを通じた新たな展開をスタートさせるにあたり、2度目の来日を果たした。

ウォーターズ氏は、在米20年の英国人で44歳。ソフトウェア会社からビジネスキャリアをスタートして、その後プーマの米国市場のマーケティング担当へ転職し、スニーカーの世界へ。プーマには7年間在籍し、ケイ・スイスが09年にパラディウムを買収した後、パラディウムのマーケティングおよび商品開発担当になった。13年にケイ・スイスがイーランドグループに入った後は、ラリー・レミントン元CEOの下で、マーケティング責任者(CMO)としてケイ・スイス、パラディウムのマーケティング、商品開発の総責任者を務めていた。

リ・ブランディングしたことで2年前から黒字化

■新たな展開が始まった日本市場の印象はいかがですか。

「渋谷や原宿のセレクトショップを中心に回ったが、これまで商品が並んでいなかったファッション感度の高い売り場にクラシックを中心としたモデルが置かれているのを確認した。 ケイ・スイスは1966年、世界初のオールレザーの高品質なテニスシューズを起源とするが、テニスは当時、社会的にステイタスがある人がカントリークラブでやるスポーツだった。そのため、ケイ・スイスはスニーカーのなかでもソフィスティケイトされた顧客に履かれてきており、セレクトショップ等で展開されることは方向性が合っている」

 
■海外展開の状況を教えて下さい。

「2年前から進出した中国が非常に速いスピードで伸びている。韓国とともに単独ブランドによるショップ展開が進んでいるためだ。そのほかでは、まだパイは小さいが中南米、中東が好調に推移している。逆に今後、伸ばさなくてはいけないと考えているのがアメリカと欧州、なかでもイギリス、ドイツで拡大させたい」

 
■本国アメリカ市場での販売状況は。

「フィニッシュラインやフットアクションといったスポーツ店からメイシーズ、ノードストロームといった百貨店、さらにはシューパレスというスニーカー専門店でも販売している。とくに西海岸や南部で認知度が高い。米国のスニーカーブティック、ユービックとコラボレーションして250足限定で販売したシューズは、発売後24時間で完売したという話題もある」

 
■最近の業績を教えて下さい。

「イーランドグループに入ったことを機に上場を廃止したため、数字は明らかにできないが、赤字だった経営は利益の確保にフォーカスし、リ・ブランディングしたことで2年前から黒字化している。これからのブランドの使命は、売上げを伸ばしていくこと。感度の高いユーザーが集まる売り場で展開することで利益率を上げ、売上げも増やしていきたい」

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