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ライフスタイル維持しつつアパレル、ランニング、DTCを強化

■17年度の重点施策

1つ目は、販売構成比の4割強を占めるライフスタイルを維持することです。メンズは比較的安定しているので、とにかくウイメンズの動向を注視しています。ここ数年で、10~20代女性の購入が増えましたが、都心部を中心に減速感が出ていますので、それをいかに凌ぐかが課題です。

2つ目は、昨春から自社企画でスタートしたアパレルです。今後のキービジネスに育てていくために、土台づくりをしっかり行います。

3つ目は、ランニングの強化です。1月に発売したレーシングシューズ「NB HANZO」のセルスルーも好調なので、積極的に仕掛けていきます。また、サッカーやテニスといった競技カテゴリーを、ライフスタイル、ランニングに次ぐ柱に育てていきます。

最後は、直営店を含めたDTCです。売上げを追うだけでなく、ブランドが変化・進化する過程をお客様に伝えていきます。

■17年下半期の受注状況

フットウェアは、全体的に苦戦気味です。要因はライフスタイルが2ケタ減になっていることで、上期の傾向がもう少しはっきり表れています。また、ライフスタイルに引っ張れる形でウォーキングとキッズも2ケタ減となっています。

一方、ランニングは40%増以上と引き続き好調。ヨガやトレーニングを中心とするウイメンズは2ケタ増、サッカーも30%増と好調です。

ただし、分母の大きいライフスタイルとウォーキングの落ち込みが響いて、下期トータルでは5%減となり、通期でみると横ばいです。数年来、プラス成長を続けてきたので、なんとか落とさずに、1ケタでもいいので成長させたいと考えています。

アパレルについては、まだ分母は小さいですが、20~30%増で推移しています。急に売上げを拡大させるというよりは、将来的な成長を見据えたうえで、正しい商品を正しい流通で販売することを優先します。

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