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ニューバランスジャパン冨田智夫社長「17年から成長エンジンを切り替えていく」


ニューバランス冨田社長インタビュー

16年上半期(1~6月)は、全カテゴリーが前年比2ケタ増となり、トータルでは同30%増で推移したニューバランスジャパン。単価は、ライフスタイル商品を始め、高額商品が伸びたことで約10%上昇した。冨田智夫社長は「2020年に向けて飛躍するために、17年度から成長エンジンを切り替えていく」という。

■16年上半期の業績は?

「売上げの牽引役となったランニングは前年比で5割以上の伸び。中価格帯以上のパフォーマンスランニングが同2倍以上伸長し、ボリュームゾーンのフィットネスランニングも同25%増と好調だった。このほか、ライフスタイル同40%増、ウォーキング同10%増、キッズとウイメンズはともに同50%増でした。

流通別では、最も良かったスポーツ流通で5割増、靴流通とアパレル流通はそれぞれ4割増でした。懸念しているのは、スニーカーブームが落ち着き、流通在庫が増えつつあること。地方はまだまだ伸びているが、都市部は少し減速感が出てきています」

 
■16年下半期の重点施策は?

「下半期のブッキングは、16年Q3でみると前年比26%増。ランニングを除くすべてのカテゴリーが2ケタ増となっています。通期では、足数ベースで前年比20%増、金額ベースで同25%増を予想しています。

16年下半期は、リテール事業を本格化するタイミングになります。旗艦店を東京に出店するほか、それ以外にも数店舗を10~11月に出店する予定です。

また、グローバルと連動し、デジタルビジネスに参入します。11月にスマートウォッチの発売を予定しているほか、NBRC(ニューバランスランニングクラブ)を立ち上げるなど、デジタルとスポーツを融合させた各種プログラムを提供していきます。

初めての秋冬を迎えるアパレルについては、16年春夏は準備不足の面もあったので、その反省を踏まえたうえで展開します。9月にポップアップストアを出店するほか、東京ガールズコレクションに出展します」

 
■17年の経営方針は?

「17年は、スニーカーブームが踊り場を迎えると予想しています。そのため、セルインとセルスルーを注視しながら、ヘルシーな形でマーケットをキープすることが重要になると考えています。当社としては2020年に向けて、もう1度会社を飛躍させたいと考えており、17年はそのための戦略を固める年になります。

ここ3年間はライフスタイルが成長エンジンとなっていましたが、来年から成長エンジンを切り替えていきます。次の成長エンジンに位置付けるのが、アパレル、サッカーやランニングなどを中心とした競技カテゴリー、リテール事業、そしてウイメンズです。

ウイメンズについては、ライフスタイルとの相乗効果でランニングやウォーキングも好調に推移しており、シューズ全体の販売量でみると男女比はほぼ拮抗してきています。我々にとって新しい顧客である10~20代の女性は、ブランドに対していいイメージを持っています。今後はライフスタイルを入口として、ランニングやヨガなど女性のスポーツシーン全般に関わっていきたいと考えています」

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