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コラム【Sidewalk View】第9回:事業継続・撤退の判断(モンドデザイン堀池洋平)

column 2016-12-05  

近年では、新たな市場を生み出した企業がより大きな利益を受けることができる時代になっていると感じます。アップルのiPhoneやiPad、モバゲーやグリーに代表される携帯ゲーム市場など、新たな市場を生み出した企業は、その後数年間は好業績を維持します。つまり市場1位の状態ということです。

その状態が続いた後は、競合が多数参入をして、熾烈な争いになります。すなわち利潤の高い「ブルーオーシャン」から「レッドオーシャン」に変化します。そのような状態になると事業として成り立つことは難しくなってきます。近年、日本の家電メーカーがスマートフォンやテレビ事業から相次いで撤退していることからも納得できます。それは既に業界1位、2位ではなく、利益を生み出せない状態だからです。

どんなに小さい市場でも業界1位になることは非常に重要です。なぜなら、費用対効果は3位以下の企業と比べても抜群に高く、その分利益もしっかりと出せる事業になるからです。ですので、「成長市場に集中して、業界1位、2位以外の事業は撤退する」という考えは分かりやすくシンプルで、会社の利益を考えた時にはとても良い方針だと思います。

【著者紹介】

【堀池洋平(ほりいけ・ようへい)】

1980年神奈川県生まれ。幼少期から高校卒業まで福島県いわき市で過ごす。大学卒業後に広告制作会社に勤務。2006年、廃タイヤチューブを再利用した自社開発製品「SEAL(シール)」を販売すべく株式会社モンドデザインを創業。代表取締役に就任
モンドデザイン公式HP:http://www.mondodesign.jp/
SEAL公式HP:http://www.seal-brand.com/index.html

堀池さん②顔

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