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コラム【スニーカー狂の唄】第3回:未来におけるヴィンテージ(nokisaki/cozymadmax)

column 2016-08-10  

エッセイ写真

映画『アイロボット』でスプーナー刑事演じるウィル・スミスが履いていたコンバース、覚えていますか?

アイロボットは2035年の時代設定で、2003年のコンバース「オールスター」がヴィンテージのデッドストックとして着用されていました。スプーナー刑事がそのオールスターを履いてテンションアゲアゲだったのを記憶しています(笑)。

この映画が公開されたのは2004年。当時観ていて感じたのは、2004年時点での現行のコンバースを、アイロボットではデッドストック扱いしていること。しかもそれがクールだと。時代設定が2035年なので、現代とわざと照らし合わせているのが面白い魅せ方でした。

2016年の今、このコラムを書いていて「はっ!!」と気づきました。すでに2003年のコンバースが懐かしい!スニーカーにおける「ヴィンテージ」カテゴリーは大体70年代、80年代が中心でしょう。90年代に入るとヴィンテージと言われることはなく、年代をそのままに90’sスニーカーとか言われていますよね。

でも、冷静に考えれば1990年ならば、もう26年前ですよ。ヴィンテージの線引きは正直グレーな部分もありますが、この先10年、20年と時が経てば90年代のスニーカーはもちろん、00年代のスニーカーも「ヴィンテージ」の立ち位置になることでしょう。

となると、問題となるのは現代のスニーカーに多く使われている素材「ウレタン」。クッショニングや履きやすさは良いのですが、劣化が怖いですよね。。。今のスニーカーがヴィンテージと言われる頃には、どれだけのスニーカーが残っているのか、色々と考えさせられます。

ここ数年増えているニット素材を用いたスニーカーなんかは、近い将来のスタンダードになると思うし、未来からしたら、「今はこの靴無いよね」って誰しもが見て思うスニーカーがクールなのかな?

コンバースで例えれば、良く出しているキャラ物のスニーカーとかは未来では評価されそうですよね。あと、nokisakiの話ですみませんが、10月10日に発売が決定しているコンバースアディクト(https://www.instagram.com/converse_addict08/)も確実に未来では高騰していそうです(笑)。見た目ヴィンテージ、作りや履きやすさは現代。この辺りに可能性を感じます。

各メーカーから出される魅力的なスニーカー。この先も1ファンとして楽しんでいきます!いきましょう!

【著者紹介】

【cozymadmax】

1983年神奈川県生まれ。20歳で就職した某大手インポートブランドに8年間勤務。2012年3月にnokisakiのディレクターに就任。国内外のブランドの仕入れから「nokisaki」のオリジナル製作と「UNFIZZY」のプレスを務める。
nokisaki blog: http://www.fathom-web.com/nokisaki_blog/
instagram: https://www.instagram.com/cozymadmax/

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